2018.09.11「小さな教室をひらく」を通して実現したいこと

泣いている我が子の手を振り払ってでもしたい仕事か

こんにちは、花村です。たいそうなサブタイトルをつけましたが、この問いかけは私が証券会社時代に、エグゼクティブに上り詰めたアメリカ人女性上司に言われたことで、ずーっと胸に突き刺さっている問いかけです。

 

『子供を持つとね、預ける時とか「お母さん行かないでー」って泣かれるの。だから「お母さんしかできない、重要なお仕事をしているの」と言ってなだめるの』だとか。当時私は30歳になりたての頃でしたが、最初は「子供のいない今のうちにたくさん働いて、裁量権の多い状態になって子供は生むものだなー」などと、詰め込み女子的な感想を持っていました。

 

いや、そうじゃない。

 

じわじわとその問いは私の中で大きな波紋を生んでいきました。会社で仕事をしていて、オンリーワンの存在、その人じゃないとできない仕事って、そもそもできるのだろうか…??会社というのは誰が抜けても業務を続行できなければ、いい組織ではないはず。要するにオンリーワンの存在なんてはなから作る気も認める気もない。それに比べて子供にとって親はオンリーワンの存在です。

 

『そこまでして貴方がやるべき仕事か』いつもこの天秤が頭の中に出てくるようになりました。仕事をすることは好きなのです。どうしたら我が子に『お母さんは世の中のために、とっても大切な仕事をしているの。貴方のお母さんであると同時に、お母さんじゃないとできない仕事があるからいかなきゃいけないの』と言えるようになるでしょう。

 

『それは会社員ではなさそうだ。もしかしたら社長レベルになればいいのかもしれないけれど、そんな回り道をする必要はあるのか』なんとなく気づかないようにしていたことでしが、靄がはれてしまい、その年に8年間の会社員生活を終えることにしました。誤解の無いように言うと、会社勤めを否定する気はありません。しかし”私にしかできない仕事”、という要素を追い求めるには、社員を完全にソルジャー(兵士)としてあつかう米系の外資投資銀行ではまず無理なことだったのです。

 

今の心境は、「泣いている子供の手を振り払ってでもしたい仕事」より、「泣いている子供を置いてきぼりにしない働き方が増えるといい」と心から思っています。そして強く「貴方だからこそできる仕事」が増えればいいと思っています。

 

あ、ちなみに子供についてたくさん書きましたが、私に子供はおりません。😅わはは

 

 

 

 

(花村えみ)