2018.09.04小さな教室の「小さな」に込める想い

こんにちは、花村です。

今回はスタートさせるこの講義への想いを連続して書いてみようと思います。まず一回目は講義を始めたきっかけと講義名について。『小さな教室をひらく』という自由大学でやってきた講義名は、一緒にやってきた廣瀬さんが作ったのですが、なぜこの表現を使い続けているか、振り返ってみました。

 

講義を始めたきっかけ、反発する想い。

私自身7年間会社勤めをしてきました。当時世界で一番商業銀行として大きな組織でした。2006年に就職してまもない頃は、それこそ仕事の大きさに毎日ドキドキしていましたが、リーマンショック以降の仕事内容は、コストカットのために決済インフラ全てを、賃金の安いエリアへ持って行くプロジェクトを取りしきるようになりました。今思っても凄まじいのですが、最初は香港に仕事を移し、そのあとムンバイ、最終的にモーリシャスまで移管して、最終的に全て自動化するというプロジェクトを4年かけて指揮しました。「何だか切なすぎるぜいっ」とやけ酒を飲みながら、四半期ごとにゴッソリ優秀な担当者たちがリストラされる現場に立ちあってきました。

こういった流れと一線を画した働き方をもっと創りたい。歳を重ねる喜びを感じる仕事、自分にしかできない仕事を創りたい。これは私の会社で感じてきた虚しさへの反動だったのかもしれません。そんな思いを持っている最中、廣瀬さんに出会い講義をスタートさせました。

 

Small is Cool

講義の名前の”小さな”という言葉はとっても重要なんです。私自身、企業の中で働いて「本来の存在意義ではない事のための仕事に追われる」ことで心身を磨耗させていると感じる事が多くありました。何のための仕事をしているのか?を自分にさえも説明できない状態は、健全ではありません。活動の隅々まで、自分で切り盛りできる、自分の思いが行き渡る仕事のサイズを表現するために、"小さな"という表現がぴったりきました。


小さいことは拡大を目指す前段階ということではありません。手作業で作業をすることが多いからアナログではあったとしても、アマチュアではないのです。大きいことや大企業が運営するものが安心だしきっと良いものなはず、という価値観はすでに過去のものだと思っています。小さいからこそ出来る事があると思います。時代に合わせて小回りをきかせられる事、尖った事だってできる。

小さいことはCoolなことだと思っています。